Question
不況の影響で売上が落ちたので、従業員には昨年の暮れまでに順番に辞めてもらいました。
現在は私と妻の2人だけで事業を行っており、雇用保険に加入している者は誰もいないのですが、それでも年度更新を行う必要はあるのでしょうか?
Answer
年度更新は、年度当初に概算で申告・納付した労働保険料を、翌年度の年度当初で確定申告し、精算するものです。したがって、雇用する労働者数がゼロになっても年度内に労働者がいた場合は、保険料の確定精算を行う必要があります。
年度の途中で雇用している労働者に退職してもらったわけですから、たぶん確定保険料は概算保険料より少なくなるものと思われますので、この前提で話を進めます。
確定保険料が納付済みの概算保険料より少ない場合、通常は余った分を翌年の概算保険料に充当しますが、貴社は労働者数がゼロになったわけですから、ここで保険関係を消滅させて還付を受けることになります。
ただし、今後また近いうちに労働者を雇用するつもりであれば、保険関係を消滅させない方が得策です。新しく保険関係を成立させる際には、労働保険の成立手続きと雇用保険適用事業所の設置手続きを行わねばならず、かなりの手間だからです。
保険関係を消滅させずにそのままにしておきたい場合は、余った保険料をそのまま概算額にするか、あるいは、小額の概算額を設定するなどして、通常通りの年度更新を行うようにします。
作成日:2009/06/05
