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有給休暇の消化順序は繰越分が先なの?

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Question

年次有給休暇の権利は2年間有効ということですね。

ということは、毎年の年次有給休暇には、その年に発生した分と前年からの繰越分があることになりますが、消化されていく順序としてはどちらが先になるのでしょうか。

やはり古い方(前年度の分)から先に消化することになるのでしょうか?

 

Answer

ご質問のとおり、年次有給休暇を取得する権利は翌年に持ち越されます。

労働者が年次有給休暇を取得した場合、それが本年度発生分と前年度からの繰越分のどちらを消化するものであるかは、法律で「こちらが先」といった判断はなされていません。したがって、必ずしも古い方から消化しなければならないわけではありません。

本年度発生分から先に消化するということであると、翌年へ繰り越される日数が先に減ることになるわけですから、結果として取得できる日数が少なくなってしまうため、労働者としては前年度の権利から先に使いたいと考えるでしょう。

しかし、前年度の繰越分から先に消化することになれば、今度は賃金を負担する会社側にとって負担が増えることになります。

つまり、消化順序の違いには利害が絡むため、どちらが先に消化されるのかをはっきりしておかないと、認識の違いによって不要なトラブルが起こる可能性があります。そうならないためには、就業規則等で消化順位を定めておく必要があります。

ところで、「今までは前年度繰越分から先に消化していたが、これからは本年度発生分から先に消化するようルールを変更したい」となると、「労働条件の不利益変更」という新たな問題が発生する可能性があります。こんなときは、労働者とよく話し合い、あらかじめ一定の理解を得ておくことをお勧めします。

 

作成日:2008/12/20

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