Question
当社はタイムカードに従って残業代を計算していますが、実際には仕事をしていないのにもかかわらず、会社に居残って残業代を稼ごうとする社員を何とかしたいと思っています。
社長からは、不景気だからタイムカードを廃止して所定労働時間の賃金のみを支払えばいいのではないか、との意見が出ていますが、本当にタイムカードを廃止してしまっても問題ないでしょうか。
何かアドバイスがあればお願いします。
Answer
貴社ではいわゆる、『ダラダラ残業』が行われているのですね。
1円でも経費を節約したいこの時代に、不要な残業代を払わされていることを容認できない気持ちは分かりますが、タイムカードの廃止はお勧めできません。
主な理由は、次の2点です。
- 会社は法律で労働者の労働時間を把握することが義務付けられています。
- 本当に必要な分の残業代が払われなくなると、労働者のやる気の喪失が起こり、会社が不払い残業で訴えられる可能性も出てきます。
そこでお勧めなのが、残業の『許可制』です。
社員が残業をする際には、「○○の仕事をしなければならないため、○○時間の残業を許可して欲しい」と申し出て、上司がその残業が本当に必要かどうかを判断するシステムです。
タイムカードは残しておき、遅刻や早退がなかったか、許可を受けた残業が実際に行われていたか、といったことを確認するために使います。(もちろん、その旨を就業規則に記載します。)
いかがでしょうか。もし、『許可制』が導入しにくいなら、『自己申告制』という方法もありますので、こういった方法を一度検討されることをお勧めします。
作成日:2009/12/20



