社会保険

建設業の労働・社会保険加入について講演しました

先日、岐阜市の産業会館と名古屋市の吹上ホール(名古屋市中小企業振興会館)にて、建設業の方を対象とした講演をしました。

建設業では、労働保険(労災保険と雇用保険)や社会保険(医療保険と年金保険)の加入義務があっても実際には加入してない事業者がまだまだ残っているので、下請の事業者さんに適正な保険加入を促し、加入状況をチェックする方法についてお話しさせていただきました。

建設業や製造業の人たちは、「こんにちは~!」「ありがとう~!」「お疲れ様~!」などの代わりに「ご安全に~!」という挨拶をするのがお約束です。

今回も岐阜、名古屋とも「ご安全に~!」が飛び交ってました。

 

須田

 

国民健康保険→社会保険への切替

春になり、人や事業が動く時季になりました。

 

 

現在国民健康保険に加入している方を、社会保険の加入要件を満たす労働条件で採用した場合や、会社自体が社会保険の適用を受けることになった場合に、意外と忘れがちなのが『国民健康保険の脱退手続き』です。

従業員の社会保険への加入手続きは会社がおこないます。
ですので、従業員は、ほぼ自動的に厚生年金・健康保険に加入することになります。

その扶養家族も同様に、会社がおこなう手続きで加入は完了しています。

 

その際【国民年金】は手続き不要で自動的に厚生年金に切り替わるのですが、【国民健康保険】は自動的に切り替わらないのです!

 

自分自身で手続きをしない限り、社会保険に加入しているのに国民健康保険から脱退していないという状態になってしまい、保険料も二重払いすることになります。

対象となる従業員がいらっしゃる場合は、一声かけて差し上げると良いかもしれません。

新しい健康保険証が手元に届いたら、従業員ご本人またはご家族が役所で手続きを行います。

必要書類などの詳しい脱退方法は、現在加入している市区町村の担当窓口にお尋ねいただくのが一番です。

最近では郵送で対応してくれる自治体も増えてきたようです。
すみやかに手続きをして脱退もれのないようにしたいですね。
河野