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「労災隠し」とはどういうものなの?

「労災隠し」とはどういうものなの?

Question

よく「労災隠し」という言葉を聞きますが、これはどのようなものなのでしょうか?

建設業に携わっていて以前から気になっていたので、教えて欲しいです。

 

Answer

労働者が就業中に業務が原因でケガをしたり、死亡したりすることを労働災害(業務災害)といいますが、こういう事態が起きたとき、事業者は災害状況を労働基準監督署に報告しなければならないことになっています。

具体的には、「労働者死傷病報告」という書類の提出によって報告することになるのですが、災害の程度によって2種類の提出方法があり、死亡又は休業4日以上の災害の場合はその都度、それより軽い災害の場合は4半期ごとにまとめて報告することになります。

「労災隠し」とは、事業者がこの報告を怠ったり、虚偽の報告をすることをいいます。
建設業などで「労災隠し」が起こる背景としては、主に次のようなことが考えられます。

  • 労災事故を発生させたという悪いイメージがついてしまい、仕事の受注に影響が出てしまうことを恐れるため
  • 災害発生率が低いと労災保険料が引き下げられる「メリット制」の適用事業者が、労災保険料が高くなってしまわないようにするため

 

「労災隠し」が行われると労働者は適正な保険給付を受け損なってしまいますし、同様の災害が2度と起きないような再発防止への対策も行われないことになってしまいます。

このため、「労災隠し」を行った事業者には「労働安全衛生法」違反によって送検されるといった重いペナルティが課せられる可能性があります。

労働災害発生時に労災保険を使わずに民間の保険で給付を受けるのは構いませんが、(この場合は給付が行われないため、メリット適用事業者であっても保険料は引上げられません)労災隠しになってしまわないように、労働者死傷病報告はきちんと提出するようにしてください。

 

作成日:2009/07/20

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