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育休復帰者の定昇はどう扱えばいいの?

育休復帰者の定昇はどう扱えばいいの?

Question

先月まで育児休業をしていた社員が今月から復帰しました。

この社員については、休業中の定期昇給はなかったものとして、復帰後の給与は復帰前と同額を支給しようと考えています。

このような取り扱いで問題ないでしょうか?

もしかして、これは「育児休業を行ったものに対する不利益な取り扱い」になってしまうのでしょうか?

 

Answer

問題ないかどうかは休業期間によるものと考えられます。

育児介護休業法は、労働者が育児休業の申し出をしたり育児休業をしたことを理由として、解雇その他不利益な取り扱いをすることを禁じています。

そして、この「解雇その他不利益な取り扱い」には、昇進・昇格の人事考課において不利益な評価を行うことも含まれます。

労働者が育児休業により、実際に労務を提供しなかった期間を算定対象から除外することは問題ありませんが、休業期間を超える一定期間、昇進・昇格の選考対象としない人事評価制度とすることは問題となりますので注意が必要です。

例えば、毎年1回定期昇給を行う会社で1年間の育児休業を取得した者に対して、休業期間中に到来する定期昇給月の昇給を見送り、復帰後に訪れる最初の定期昇給月に1年分の定期昇給を行う、ということでしたら問題はないと言えるでしょう。休業期間と昇給に対して不算入となる算定対象期間が同一だからです。

しかし、半年しか休業していないのに1年分の昇給を行わない、ということでしたら問題ありです。バランスが重要なのです。

3か月の育休を取得した男性社員の定期昇給を行わなかった事案が違法と判断された判例も実際に出ていますので、貴社の事情に合わせて不当な評価とならないような制度を設定してください。

 

作成日:2010/08/05
加筆修正:2016/09/09

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