相談業務が増えてきました

コロナが5類に移行し、社会が動き出してきたせいなのか、このところ私に寄せられる相談が増えてきています。

相談内容は、

・問題のある従業員さんに辞めてもらいたいけど、どういう風に進めていったらいいか

・自己都合で退職した従業員さんが「辞めさせられた」と言ってきたがどう対応したらいいか

・能力の低い従業員さんを異動させるに当たり、職務内容に応じた給与に減額してもいいか

・テレビで見た服装の自由化を行う会社に影響されて、自社の定める身だしなみのルールに合わせようとしない従業員に困っている

などと従業員さんに関することばかりです。

もちろん、守秘義務の関係でこれ以上書けませんが、他にもさまざまな相談を受けていて、労務手続きに関する相談は私だけでなく職員の方で対応してもらっていますが、上記のようなジャンルのものは、明確な答えがあるわけでもなく、一定の経験がないとなかなか良い提案は思いつかないので、すべて私が対応しています。

法律的な観点だけでなく、相手の従業員さんの心理を踏まえて「〇〇と言ってみてはいかがでしょうか」といった具合に事業主にアドバイスを行うのですが、特に、言葉の選び方、相手への伝え方などを参考にしていただけているようで、場合によっては一言一句メモを取られるお客様もいらっしゃいます。

人事労務に関すること、その中でも従業員さんに関する問題については、多くの経営者がお悩みのことと察します。お困りの際はぜひお声かけください。

 

 

先日事件が起きた自衛隊射撃場ですが、私の住む住宅地のすぐ隣です。以前は自宅に事務所があった関係からか、報道の方から近隣地域の事情について2~3お問い合わせをいただき、また、ちょうど自宅でテレワークをしていたところ、テレビ局の記者の方も訪ねてこられました。

当日は、この静かな住宅地の上空を6機ものヘリコプターが飛び交い、周りの道路には報道陣が何人も歩いていて、事件の大きさに驚きましたが、いつもの通り道である射撃場の前には昨日までの毎日、機材を抱えた人たちが何人も陣取っているという異様な光景を目にし、あらためて事件の重大性を感じずにはいられませんでした。

事件を起こした18歳の男性の心理について、日々の報道で解き明かされようとしていますが、中小企業の雇用の支援を行う立場の者として、若い世代の人たちが持つさまざまな価値観、考え方を理解し、社会に役立てていきたいと考えています。

被害にあわれた自衛隊隊員のご冥福をお祈り申し上げます。

勤怠システムの設定は

タイムカードや手書きの出勤簿、業務日報など従来の出退勤時刻の把握方法に代えて勤怠システムを導入する場合、労働時間がきちんと集計できるようになるまでにはいろいろな設定を適切に行う必要があります。

例えば所定労働時間を登録し、始業時刻より前に打刻があった場合にそれをどう処理するのか、残業時間としてカウントするのかしないのか、また、カウントするなら何分単位で集計するのか、といった具合に、様々な設定項目を会社の実情に合わせて設定していきます。

もちろん、新しいシステムを導入するわけですから、労働時間が適切に把握できるよう今までよりコンプライアンスを意識したものへと変更することになると思いますが・・・。

 

私どもがお勧めしている勤怠システムはタッチオンタイムといいますが、キングオブタイムと同じものです。

その設定は、お使いのスマホやパソコンを自分好みの設定に変更したりする作業と似ていますが、私どもの事務所がある程度のやり方を教えて、場合によってはお客さん自身がマニュアルを読んだり、サポートに電話して教えてもらいながら進めていくことになります。

この設定作業、パソコンの設定が得意な人だと、めちゃくちゃ面白いと感じるのではないかと思います。私自身も楽しく感じているので、何かを組み立てたり、問題解決するのが好きな人には向いている気がします。

今年の労働保険年度更新は

4月に入って新しい年度に切り替わりました。個別(※1)の事業所は6月から7月にかけて労働保険の年度更新を行いますが、労働保険事務組合は今頃がちょうど年度更新の処理を進めている時期です。私ども「労働保険事務組合 あんしん協会」に委託している事業所の皆様にはいろいろとご協力をいただいており、感謝申し上げます。

さて、今年の年度更新では、昨年の途中で雇用保険料率が変更になっているため、少し手間が増えました。「毎年の労働保険年度更新は自社で行っているが今年は面倒なので誰かに頼みたい」という場合は社会保険労務士事務所に依頼すると間違いないですね。

この数年間は法律もあれこれと変わっていっているので、社労士事務所と付き合いがあるといろいろと相談できていいのではないかと思います。

最近の相談事例としては、ハラスメントについて、求人について、年次有給休暇の管理について、運送業の賃金制度の変更について、育児休業期間中の労働について、社会保険の加入証明について、出産祝金の金額について、従業員としての雇用から業務委託への転換について、ちょっとここには書けないような恐ろしい事件について・・・など、簡単な事案から複雑なものまでいろいろあります。

お困りの方はぜひご相談くださいね。

 

 

今年のGWは天候が微妙ですね。出勤日に良くて休日に崩れそうな感じです。少し前に購入した車載冷蔵庫とリン酸鉄リチウムのポータブル電源を活躍させるのが待ち遠しいです。
みなさん、よい連休をお過ごしください。


※1:私たち労働保険関係に携わる者は、労働保険事務組合に労働保険事務を委託していることを「委託」、委託していないことを「個別」と呼んでいます。いわゆる業界用語ですね。