無期転換ルールの高齢者特例について

有期契約労働者の契約が何回も更新されて通算5年を超えると、無期雇用への転換権が発生します。これについては今まであまり多くの人に知られていないように思いますが、4月に行われた労働条件明示のルール変更によって契約更新の際に無期転換権が発生していることを伝える必要が出てきたため、今後は少しずつ社会全体に知れ渡っていくのではないかと考えています。

ただ、この無期転換には一部例外があり、その一つが継続雇用の高齢者です。「第二種計画認定・変更申請」という手続きを行えば、定年後の再雇用者については、契約更新が5年を超えても無期転換申込権は発生しなくなるのです。

 

当事務所では、パートタイマーなどと有期労働契約を交わしている顧問先を抽出し、労働条件明示のルール変更について説明に回りました。そうしたところ、この「第二種計画認定・変更申請」のご要望が新たにいくつか発生したので、さっそく手続きを行いました。

また、最近では定年を超えた年齢の方を新たに従業員として採用するケースもあり、その人たちが対象外となってしまわないようにするため、就業規則を変更し、第二定年の設定も行いました。

労働局の担当者によれば、「第二定年、第三定年などの設定による例外の有効性は、もしかしたら今後の裁判等でどうなるかわからない」とのことでしたが、今のところは書類を受け付けてくれるので、ひとまず安心です。

 

J.S.

被扶養者の手続きと管理

毎年4月に入ると、従業員さんの扶養に入っていたお子さんが、

学校を卒業し就職したため扶養から外れるという

ご連絡を多くいただくようになります。

給与計算の代行業務を行っていると、

扶養家族の人数によって手当を支給している事業所もあるため、

扶養削除の手続きに加えて給与額を変更することについても

失念することがないよう管理をしています。

 

M.A

【R6年度】使いやすくなった子育て支援の助成金~柔軟な働き方選択制度等支援コース 新設!~

昨年度(令和5年度)までの両立支援等助成金では、自社で育児休業を取得し職場復帰を果たした社員の両立支援のみが助成の対象でした。

その要件では、産休・育休後に転職してこられた方や、出生時に育児休業ではなく年次有給休暇を取得した方などの両立支援制度の利用は助成の対象外となってしまうため、「どちらも同じ両立支援なのに・・・」と残念な思いを抱いていました。

今年度から独立したコースとなり、対象者が“育児を行う労働者”と拡充されて使いやすくなりました。

そして、例年になく早いタイミングで、支給申請の手引きも公開されています。
▼厚生労働省HPより
両立支援等助成金 支給申請の手引き(2024年度版) (mhlw.go.jp)

当事務所でも、子育てと仕事の両立を応援したいとお考えの顧問先さまに早速ご案内し、取り組みを検討していただいています。

就業規則を整えて、制度を作って、日々の労務管理をしっかりして、子育てと仕事の両立を応援しているというメッセージを社内外に発信して人材確保につなげていく。
そこに助成金が上手くはまれば、私たちも嬉しいです。

Y.K