2017年 2月 の投稿一覧

外国人留学生等をアルバイト採用した場合も、届出をお忘れなく!!

平成29年1月29日(金)に厚生労働省より外国人雇用届出状況(平成28年10月末日現在)が公表されました。
外国人労働者数は約108万人。平成19年に届出が義務化されて以来、4年連続で過去最高を更新したそうです。

日本国内で就職された方とともに、外国人留学生の増加率が大きかったようです。
そして、今後も増加していく流れが変わることはなさそうです。

●厚生労働省HP→外国人の雇用状況

たしかに外国人労働者は身近な存在となり、特に珍しい光景ではなくなってきた様に感じます。

当事務所でも、在留資格が【留学生】や【家族滞在】の方の手続きをする機会が増えてきました。

外国人の場合、雇用保険の被保険者になる場合だけでなく、被保険者とならない場合も届出が必要となるので要注意です!!
※在留資格が特別永住者となっている在日韓国・朝鮮人の方々は、届出の対象外となっていますのでご注意くだい。

外国人留学生等を雇う場合は、在留カードで【在留資格】【就労範囲】【資格外活動許可の有無】を必ず確認し、許可の範囲内で雇用契約を結んでください。
そして、雇用状況届出書をハローワークへ届け出ることをお忘れなく!

 

●厚生労働省HP→外国人雇用のルールに関するパンフレット

詳しくは、上記のパンフレットをご覧ください。
届出が義務化されており、罰則もある重要な手続きですので“うっかりしていた”ということの無いようにしたいですね。

河野

就業規則を作るといいことが!

就業規則をちゃんと作ると結構お金がかかります。

いくらぐらいかかるのかってことは直接お尋ねいただくとして、ここでは、就業規則を作るってどんな作業で、どんな効果があるかを解説します。

就業規則はヒアリングを行い、ひな形を修正して作り上げますが、そういう話をすると「ひな形をちょちょちょいっと直すだけだから、簡単で安いでしょ。」と思われる方がいらっしゃるけど、それは見当違いです。

 

まずは「ひな形」ですが、うちの事務所では、ネット上に転がっているようなものをそのまま使うわけではなく、オリジナルを作っています。
ひな形は日々の情報収集と経験の積み重ねで修正を繰り返しているので、日夜バージョンアップが行われているアンチウイルスソフトのように、現代に起こりうるさまざまなリスクを回避する効果が期待できます。

 

ヒアリングの際には採用、退職、解雇、年次有給休暇についてなど、法律に定められたさまざまな雇用に関するルールを説明するので、事業主にとっては無料で労働基準法の研修が受けられるようなものです。

 

また、変形労働時間制の導入による労働時間設定の最適化といった作業が加わるケースもあり、長時間労働を抑制したり、残業代を合法的に減額できて、「ブラック企業からの脱却」や「コスト削減」なんかも期待できます。

 

就業規則を作っていただいたお客様には、各種の社内様式を無料でお付けしているので、例えば「休暇の届出」といった日常的なものから、従業員が何か問題を起こした際の「始末書」などいざという時のフォーマットまで、自分で作らなくてよいので便利です。

就業規則は、「従業員が増えて労基署への提出義務が発生したから」「労使トラブルを防ぎたいから」「助成金を受給するために必要だから」などの理由で作る会社が多いけど、ちゃんと経験を積んだ社労士に作ってもらうと、いいこといっぱいのおまけつきなんです。
須田

パート勤務の友人からの相談

先日、ある友人から相談を受けました。

彼女はパート勤務で元々週5日で働いていたのですが、産休明けの従業員が戻ってくることになり

空きがなくなるからという理由で、本人の同意も無く勝手に週1日勤務にさせられてしまったそうです。

そうなると当然収入も減ることになり、困っているからどうしたらいいのかという相談でした。

プリント

結局彼女は退職することに決めたのですが、その後の失業給付をすぐに受給できるようにするためにはこうしたらいいよなどのアドバイスができました。

彼女は私がこの仕事をしていることを知っていて相談してくれたのですが、少しでも手助けをすることができて良かったです。

これからもこうしてお役に立てるよう、日々の業務で学んでいきたいと思います。

赤塚