雇用保険

外国人留学生等をアルバイト採用した場合も、届出をお忘れなく!!

平成29年1月29日(金)に厚生労働省より外国人雇用届出状況(平成28年10月末日現在)が公表されました。
外国人労働者数は約108万人。平成19年に届出が義務化されて以来、4年連続で過去最高を更新したそうです。

日本国内で就職された方とともに、外国人留学生の増加率が大きかったようです。
そして、今後も増加していく流れが変わることはなさそうです。

●厚生労働省HP→外国人の雇用状況

たしかに外国人労働者は身近な存在となり、特に珍しい光景ではなくなってきた様に感じます。

当事務所でも、在留資格が【留学生】や【家族滞在】の方の手続きをする機会が増えてきました。

外国人の場合、雇用保険の被保険者になる場合だけでなく、被保険者とならない場合も届出が必要となるので要注意です!!
※在留資格が特別永住者となっている在日韓国・朝鮮人の方々は、届出の対象外となっていますのでご注意くだい。

外国人留学生等を雇う場合は、在留カードで【在留資格】【就労範囲】【資格外活動許可の有無】を必ず確認し、許可の範囲内で雇用契約を結んでください。
そして、雇用状況届出書をハローワークへ届け出ることをお忘れなく!

 

●厚生労働省HP→外国人雇用のルールに関するパンフレット

詳しくは、上記のパンフレットをご覧ください。
届出が義務化されており、罰則もある重要な手続きですので“うっかりしていた”ということの無いようにしたいですね。

河野

雇用保険、さかのぼって手続きしたい場合には?

前回の記事では【雇用保険 被保険者台帳紹会】という、現在の雇用保険の加入状況が分かる一覧についてお話ししました。

では実際に一覧を取って確認してみたところ、

「もう随分前に退職したはずの従業員の名前が載っていた!資格喪失手続きをし忘れていた!」

・・・なんてことがあった場合にはどうしたらいいのか?

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まず、随分前に退職していた従業員の手続きを過去にさかのぼって行う場合、

通常の資格喪失届とは別に【労働者名簿】というものを添付する必要があります。

そちらに該当の従業員の氏名・生年月日・住所などの基本情報を記入し、退職日および退職した理由を書くことで、退職の証明ができます。

 

また反対に一覧を見て、「加入漏れの従業員がいた!」なんてことが発覚した場合にも、過去にさかのぼって加入手続きをすることができます。

ただしこちらは、その該当する従業員の給与から雇用保険料を天引きしていた場合とそうでない場合とで、さかのぼることができる期間が変わってきます。

状況によってその都度ご対応しますので、もし気になることがありましたらまたお尋ねください。

 

余談ですが、12月は忘年会シーズンということで当事務所も先日行ってきました♪

今年も残りあと半月です。年末までご多忙かと思いますが、お身体に気を付けてお過ごしください。

赤塚

現在の雇用保険の加入状況が知りたい時!

当事務所では新規のお客様が増えた際、その事業所の【雇用保険 被保険者台帳照会】というものを取り寄せることがあります。

その事業所で今現在、雇用保険に加入している従業員数や、資格取得日および喪失日などが載っている一覧です。060333-1

「ずいぶん昔に手続きをしたため書類が見当たらない」

「現在の雇用保険の加入状況が知りたい」

そんな時はこれを見るとすぐに分かります。

管轄のハローワークで取り寄せることができますので、必要な際にはぜひお尋ねください。

 

 

赤塚