J.S.

コロナ禍での最低賃金改定

今年もあと2か月足らずですね。時間の経過が早く感じます。

 

10月から最低賃金が改定されました。

コロナ禍で業績悪化の業界などを考慮してか、今年は全国的にも据え置くか上がっても数円という結果になりました。

この地方に関しては、岐阜県は852円、愛知県は927円、三重県は874円と東海3県はいずれも昨年より1円アップです。

今年これだけ上がらなかったので、来年以降はぐっと上がるのか、それともゆっくり上がっていくのか、上昇率がどうなっていくかが気になるところです。

 

 

 

先日、岐阜ラジオに出演しました。

14時からの番組の中で県会議員さんと5~8分ぐらいの対談をするコーナーなのですが、収録が夏ごろだったので放送される時期をすっかり忘れていて気付かず、お友達に「出てたよ」と教えてもらった次第です。

内容は社会保険労務士の仕事を紹介するようなもので、1時間ぐらいかけて収録したので、4週にわたり毎週水曜日に放送されていました。

私の何週か前は岐阜市長の柴橋君が出ていて特定定額給付金をスピード給付できた話をしていました。私にはコロナの影響による雇用調整助成金の話なんかもして欲しいと言われたのですが、収録日と放送日の間がかなり空いていて状況が変わってると思ったので、助成金の話は断念し、代わりにテレワークのことを話しました。

厚生年金の標準報酬月額の上限が上がりました

令和2年9月から厚生年金保険における標準報酬月額の上限が上がり、今まで62万円だった最高等級の上に65万円の等級ができました。
役員報酬がずっと変わっていないという人でも該当すれば等級が上がり、控除額が変更になるわけですから、9月分(翌月控除なら10月分)の給与計算は気を付ける必要がありますね。

 

 

ここ数か月の間に3人の芸能人が自殺してしまいました。
原因はハッキリとはわからないけど、コロナの影響なのかな?
どうやらコロナ禍で全国的に自殺者が増えているみたいですし・・・

経営者は従業員のメンタルヘルスに気を配るといいのですけど、自分自身も不調をきたさないよう、趣味を持ったり、話し相手を見つけたりして、日ごろからストレスを溜めないよう心掛けるといいですね。

9月の4連休はどこも予約が取れないぐらい、日本中の人がストレス発散をしたみたいです。コロナに気を付けてステイホームするのもいいけど、コロナに心を蝕まれないようにすることも大切な気がします。

新業務システムの導入を開始しました

9月末とされた雇用調整助成金の特例措置は、報道によると条件はそのままで12月末まで延長となりそうですね。
ただ、その後はどうなるのでしょう。
製造業などは世界経済の影響を受けていて回復に時間がかかりそう。気がかりです。

 

コロナウィルスの感染防止対策でテレワークが注目され始めましたが、当事務所もテレワークの実現とお客様の給与計算関係の負担軽減を実現するために、今まで使用してきた業務用システムに加えて、新システムの導入を開始しました。

日本中の中小企業の多くが勤怠管理にタイムカードを使っていますが、タイムカードには打刻漏れの問題や集計の手間がかかるというデメリットがあるため、お客様の状況に応じてクラウドの勤怠管理システムを提案していければと考えています。

その準備段階として、勤怠管理システムと連携できる給与計算システム、労働保険や社会保険の労務手続きの新システムを導入しました。これにより、給与計算に伴う手作業の軽減を初めとする数々のメリットが、最終的にはお客様にもたらされることになります。

今年はコロナウィルスの影響で日本の行政のIT化の遅れが露呈しましたが、多くの企業で働き方や業務の見直しを行う機会を得たと思います。人事や経理といった間接部門も「まだ改革すべきことが残っているんだ」ということに気づいていただければと思います。